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赤門の愛

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赤門の愛。 それは育てる受験勉強。 うちのおじいちゃんは大十園というお茶屋でした。 生きている間ずっとおいしいお茶を淹れてくれました。 ほっとする一息が、その一日を元気に、健やかに過ごさせてくれることを知っていたのです。  赤門は安心させながら、地歩を固める受験勉強をさせます。 受験は怖くないんだよ。 君には素晴らしい力があるんだよ。 あなたはお母さんやお父さんにとっても、多くの人にとっても、かけがえのない人なんだよ。 自分のできる事をしてごらん。 目の前にあることをやってみるんだ。 自分のよくできるものがわかるはず。 わかったら次は挑戦してごらん。 試してみたら目標が見つかるはず。 自分の思う生き方をしてほしい。 お母さんたちの喜ぶ顔が見たいから、赤門は子供を育てます。 埋もれている仏様も、木から彫りだすように。

塾で身につけるもの

塾で身につけるもの 「知識を身につけるかどうかは自分次第」このコメントについて、「塾で身につけるのは、何か?」という問い掛けをいただきました。授業では、知識の分類と整理をします。幼稚園のお片付けと一緒で、①同じもの同士にする。②いつも同じ場所に戻す。の原則です。整理された知識は箱ごとにまとめられますが、その箱が、教師の提示するものの見方です。また、どうしたら記憶に定着しやすいかの工夫も同時に教えています。化学式をカード化した「有機王」、穴埋めノートのMM英文法。それでも、覚えやすい内容・そうでない内容がありまして、説明がぐっと入ってきた時は覚えられる。再見する機会が多ければ覚えられる。やはり、本人次第。このことをお子さんに伝えておけば、自覚を持って努力してくれるからですね。そのこと以上に最近気になる症候群があります。 小テストシンドロームと呼んでもいいでしょう。 小テストに出されると満点近くを取ることができるのに、長文の中に同じ単語が出てきても見つけることができない。化学式の暗記はできるのに実際の問題で応用することが全くできない。本来枝葉になるはずの一つ一つの知識を幹にまとわりつかせることができないのです。長文の文構造を把握して辞書をしっかり引いて考えて訳を出してくる、腰を据えた取り組みをせずに、あたかも部分を積み重ねれば全体になるかのごとく、部分だけを収集しようという学習方法です。単語をどんなに覚えても文学にはなりません。どんな勉強も「ローマは一日にして成らず」です。そういう勉強をさせるのに大人の手助けがやはり必要なのではないでしょうか。